㈲峯村建設
『みねけん』の家づくり
私たちの基本的な考え方と営業活動について

伐採から製材
一昔前、近くの山に土地を持ち、杉・松・檜などの針葉樹、欅や栗などの広葉樹を大切に育ててらっしゃる方々がいました。
しかし今では、個人で管理されてる方はほとんどおらず、過疎化の進む土地の山々は荒れ放題となっています。
しかしそこには、何十年、何百年とその土地の環境に耐えてきた大木が生きているのです。
私たちは、その荒れた山の所有者のご要望に応じ、山林管理する過程において間伐や大木の伐採を行い、その土地で使用する事を大前提に、伐採した丸太を搬出し、一次製材(大まかなサイズに角化)を行い、何年も自然乾燥させストックしています。
実際に、お客様の所有する杉林から大小あわせて60本ほど伐採・搬出して3年間自然乾燥させ、壁板と下地材に製材加工して、そのお客様のご自宅の外壁すべての改修を行った事があります。
『地産地消』・・・その土地で生きてきた木は、加工された後もその土地で使用されることにより、丈夫で長持ちし、再びよみがえる事となるのです。
設計・材料加工
私たちの施工する建築物は、すべてオリジナルです。
と、いうよりも、お客様のオリジナルです。つまり住宅であれば『注文住宅』でありながら『お客様の作品』でもあるのです。
もちろん、平面や立面のプラン、エクステリアイメージなどはご提案しますが、基本的にそれは、お客様との打ち合わせの叩き台であって、予算内であればお客様のイメージやアイディアをフルに取り入れて再設計を行います。
『おまかせ!』なんて言ってくださるお客様もいらっしゃいますが(笑)
そして地元材の二次製材(構造設計に基づいた寸法化)を行い、内部の造作材も基本的に無垢材を使用しますので、小割りに製材し、プレーナー加工もしくは超仕上加工を行います。
表しになる和室の床柱や玄関框などは、会長が何十年も寝かせた、槐(えんじゅ)や桜、黒柿、欅など、こだわりの材料も惜しみなく使います!
また『デザイン的に、あえて古材を再利用されたい』『新築の表しの梁に、もとの家の古材を使いたい』など、お客様の要望で古材リサイクルをする事もありますが、その際も調整加工や古材塗装などを行い、材料をリフレッシュさせて使用しています。
施工とアイディア実現
内部の木工事に取り掛かり、設計通りに現場作業をしていると『このスペースを活用出来ないだろうか?』と思うことが多々あります。
お客様が、施工の進捗を確認されたり、現場の見学に来られた際に『ああしてほしい、こうしてほしい』と言われる事も多々あります。
その際は必ず、可能かどうか精査します。そして可能ならすぐ取り掛かります。
何故なら私たちが手掛ける建築物は、全てお客様のものです。しかもそれは、安い買い物ではありません。
もちろん、構造的に難しい事を頼まれる場合もありますが、私たちがこの業界で生きていく為には、できる限りお客様のアイディアや現場作業員の意見を取り入れていきたいと考えています。
大手ハウスメーカーの木工事を下請け、そのメーカーのアイディアや先進技術、新規材料などを学んだり、様々な建築関係の本やWEBを見て勉強はしておりますが、私たちの経験法則や知識だけでの施工では、決していいモノは出来ません。
可能な限り『お客様のアイディア』と『現場での発見』をカタチにしていくのが私たちの施工方針です。
現場管理とアフターメンテナンス
作業の進捗管理、現場の衛生管理、品質管理など、基本的な事はもちろんの事、廃コンクリートや段ボール、木端材などのリサイクル材の管理を行い、可能な限り産業廃棄物を出さない工夫もしています。
そして零細企業の特性を生かし、小回りの利くアフターメンテナンスを行っています。
新築後のお引越しの手伝いから、1か月後の状況確認、1年点検、3年点検を行い、お客様の家族環境の変化に応じたリフォーム提案など、引き渡し後も可能な限りお客様と接するように活動しています。
先代、先々代からずっとお付き合いさせて頂いているお客様もいらっしゃいます。
そのありがたい『絆』を壊さぬ様、そしてその『絆』をもっと深められる努力を怠らないようにしていきたいと考えております。